本市西の小高い自然林を利用して造成された嘉数高台(かかずたかだい)公園です。
※大型バス専用駐車場はございません。
入口正面の階段(124段)を上ると展望台へ行くことができます。
階段を上る手前に、沖縄戦を物語る【弾痕の塀】をご覧いただけます。
階段の中腹(60段目)に「陣地壕」の標識が見えてきます。
左へ15m程進むと陣地壕入口をご覧いただけます。
【陣地壕入口】※壕の中には入れません
階段を上りきると、地球儀をイメージした展望台があります。
展望台からは宜野湾市が一望できます。
展望台前広場には、お手洗いが設置されています。
展望台内には、普天間飛行場や沖縄戦に関する案内版が設置されています。
【展望台周辺】について
展望台周辺には、沖縄戦で犠牲となった多くの御霊を慰めるため
慰霊塔が建てられています。
【青丘(せいきゅう)之塔】沖縄戦で亡くなった韓民族出身者の慰霊の塔(1971年建立)
【京都の塔】嘉数高地で戦った日本軍の中に多くの京都府出身者がおり、
亡くなった将兵の冥福を祈るため京都市民によって1964年に建立
【嘉数の塔】嘉数の住民、嘉数から遠征して戦没した御霊を慰めるため1975年に建立
京都の塔・嘉数の塔の裏手に「トーチカ」がございます。
トーチカとは、ロシア語で「点」や「拠点」を意味する軍事用語で防御の中心となる陣地のことです。
階段を下り、近くで見学できます。
このトーチカは鉄筋コンクリート製で、厚さは最大1mあり、
内部は2m四方で大人が3名ほど入れる広さです。
北側の比屋良川(ひやらがわ)に向けて射撃するための銃眼が2か所あり、
そこから小銃や機関銃などを出して米軍を攻撃しました。